この分野は、元来見せることを目的とした、作り、飾り、行動様式などを総称したもので、珍しさ、面白さを強調して、人の意表を突いた趣向を表現した芸能をいう。この範囲はかなり広いといえる。しゃぎり・願人踊り・餅つき踊り・音頭・酒濾し舞・掛け歌、など非常に多彩である。こうした風流は祭礼に多く残されていて、変化に富んだ造形や、行動が工夫されて、派手になる傾向を持つ。恩田安次は風流の分類を、練り風流・仮装風流・つくりもの風流・疫神際の風流・田楽の風流・念仏踊り・小唄踊り、としている。
中橋の車切(なかばしのしゃぎり)
長嶺八幡神社先祓舞(ながみねはちまんじんじゃさきばらいまい)
からめ節金山踊り(からめぶしかなやまおどり)
湯瀬神明社先祓舞(ゆぜしんめいしゃさきばらいまい)
谷内天照皇御祖神社先祓舞(たにないあまてらすすめみおやじんじゃさきばらいまい)
大里川原稲荷神社先祓舞(おおさとかわらいなりじんじゃさきばらいまい)
大沢壮士舞(おおさわそうしまい)
阿仁からめ節(あにからめぶし)
からからんず
花輪の町踊り(はなわのまちおどり)
くも舞(くもまい)
田代盆踊(たしろぼんおどり)
畑谷奴踊り(はたややっこおどり)
下部通り音頭(しもぶとおりおんど)
花輪ねぷた(はなわねぷた)
畑稲荷神社シャギリ(はたいなりじんじゃしゃぎり)
久斯神社シャギリ(くしじんじゃしゃぎり)
目名潟通り音頭(めながたとおりおんど)
願人踊(がんにんおどり)
赤田シャギリ(あかたしゃぎり)
餅搗き踊り(もちつきおどり)
粕田酒こし舞(かすださけこしまい)
金沢八幡宮掛け歌行事(かねざわはちまんぐうかけうたぎょうじ)
女米木ばやし(めめきばやし)
熊野神社かけ唄大会(くまのじんじゃかけうたたいかい)
石脇さんぶつ(いしわきさんぶつ)
旭岡山神社丑刻詣掛唄奉納祭(露踏神事)(あさひおかやまじんじゃうしのこくまいりかけうたほうのうさい(つゆふみしんじ))
鷺舞(さぎまい)
さいさい・秋田音頭・長持唄(さいさい・あきたおんど・ながもちうた)
戸波神社の芸能(となみじんじゃのげいのう)
五味堀餅搗き踊り(ごみほりもちつきおどり)
天神あやとり(てんじんあやとり)
貝沢からうすからみ(かいざわからうすからみ)
北福田のシャギリ(きたふくだのしゃぎり)