鳥子舞(とりこまい)

所在地:大仙市大曲上大町
開催場所:諏訪神社
開催日:2月15日(市神社例祭)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:巫女神楽・湯立神楽
大曲諏訪神社に祀られる境内社である市神社の祭礼で披露される神楽である。市神社は石質の祠であることから前に祭壇を飾りそこで祭式、神楽をおこなう。記録によれば文政9年(1826年)1月15日に市神祭があったことがみえ、この時舞が披露されたかは不詳であったにしても、祭礼は確かにおこなわれてきた。現在の祭礼では鳥子舞が演じられた後、神主が御神木をアキの方角に投げると、それを奪おうとする若者らが争奪戦を繰り広げる。この御神木を得ると邪神邪霊の災難を除け商人を守護するとされ、家業繁栄を願う縁起物となる。鳥子舞のほか全ては神主によって執行されているが、鳥子舞といっても、五調子・榊舞・鳥子舞の3番からなっている。最後の鳥子舞は文字通り雄鶏(茶色)の鳥兜をつけ、狩衣に襷(たすき)を掛けて舞うものとなっていて、これが舞を代表するものである。舞は始め採り物はなく、後半には扇を採り舞うのみである。その後の御神木を投ずる時の神主(斎主)もまた白の雄鶏の鳥兜を被っておこなうものとされるため、この二つの鳥兜は何らかの関係があるものとみられる。協力元:諏訪神社

巫女神楽・湯立神楽について