所在地:仙北市角館町下川原
開催場所:山ノ神神社・松庵寺・地域内各所
開催日:8月13~15・20日(笠納め)(平成24年度調査時点では休止中)
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
毎年8月13日から15日の、いずれも夜から夜半にかけて演舞をするという一人立ち一頭獅子舞の、いわゆる三匹獅子舞である。下川原ささらの起源は天明7年(1787年)に戸沢五右衛門(とざわごえもん)によって、この集落の人びとに伝えられたという。最初に山ノ神神社(やまのかみじんじゃ)に奉納した後、集落各所で、お盆供養のため、五穀豊穣、疫病退散を祈り、家の庭先で舞われる。お盆におこなうことから供養ささらともいった。20日には毎年笠納めをするのが決まりだった。神社の奉納の後、宿で獅子頭の剣を抜き、獅子を解体して納める。ささら舞には、神立・神楽・礼棒・ねまりがある。ねまりは年忌供養があたっている家で必ず舞われたものであった。かつてはささら舞が移動するにあたって行列が組まれ、その仕立ても厳重であった。先立ち、ぼんぼり、棒使い、唐団扇、武蔵野、烏、猪、笛、太鼓、謡、獅子の順になっていた。舞動作では、二の足を踏まないとか、大きくデタデタとした歩き方をするものだとか、獅子頭は振るが跳躍はあまりみられないなどの特徴がある。協力元:下川原ささら保存会映像提供元:一般財団法人民族芸術研究所
ささら・駒踊りについて