二井山神楽(にいやまかぐら)

所在地:横手市雄物川町二井山字二井山
開催場所:湯殿山神社
開催日:8月13日(平成24年度調査時点では休止中)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:大神楽
二井山の湯殿山神社には寛永年間(1624~1643年)に伝わったとされる山伏神楽が存在したといわれるが、二井山神楽はそれと同じものかは分からないが、二人立ち一頭獅子舞による伊勢流太神楽となっている。この神楽獅子は神社祭礼の際、または盆期間に門付けをして廻ったという。この獅子舞は亡き神職の霊を慰めるとともに、行人たちの霊や村の先祖の霊を慰めるために舞うものとされ、盆期間には特に夜半の寺に奉納もあった。演目は獅子舞・槍踊・おかめ踊・萬歳・幸とり舞と多彩であった。獅子舞は5段に分かれていて、幕舞、幣束舞、剣舞、鈴舞、いきり舞がみられた。いきり舞は獅子の狂いに相当し、ヤコスリというササラを擦って獅子の鼻先を廻るもので、動作は激しい。槍踊は動作の激しい、跳躍も加えられた踊りである。おかめ踊はお亀に扮して踊るもの。萬歳は神力萬歳、お身内萬歳、尽力萬歳があった。幸とり舞というのはトリ(最後)を取るとされる舞である。囃子には太鼓、鼓、笛があった。協力元:二井山神楽保存会/秋田県教育委員会映像提供元:横手市教育委員会

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