大森歌舞伎(おおもりかぶき)

所在地:にかほ市象潟町横岡大森
開催場所:大森神明社境内
開催日:7月第3日曜日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:人形劇・歌舞伎
農村歌舞伎のひとつとされる大森歌舞伎は、鎮守社祭礼のときに公演されてきた。神社境内に舞台を張り演じるものである。以前は、稲刈り前に大森神明社境内にやぐらを組み、豊作を祈願して代々神楽が各家々を回った後に同歌舞伎が披露されたが、現在は7月第3日曜日の大森神明社例祭の際におこなわれている。この歌舞伎は忠臣蔵五段目「山崎街道」の一場面を演じる芝居で、狩人となった勘平が山崎街道でかつての同士千崎弥五郎と出会い、名誉挽回のために仇討ち資金の調達を約束する。お軽の父・与一兵衛が50両を手にするが斧定九郎に襲われて、金と命を奪われる。勘平はその定九郎を猪と間違えて銃殺。懐の50両を着服する、というあらすじである。協力元:大森歌舞伎忠臣蔵五段目保存会映像提供元:にかほ市教育委員会文化財保護課

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