谷地獅子舞(やちししまい)

所在地:由利本荘市土谷字谷地
開催場所:地域内各所
開催日:1月11日/8月13日
カテゴリー:獅子舞・番楽
土谷は旧本荘市の中央部に位置している純農村地帯であるが、古代の遺物が多く発見されている。そのため、由利の柵の跡地ではないかと推定されるほど古いといわれる。この地の獅子舞は、1月11日を蔵開きとして町内を巡行して舞われるほか、8月13日の盆供養にもおこなわれている。調査時点では、番楽の演目はなく獅子舞の門舞と神舞のみであった。獅子頭は、本荘藩六郷氏の下賜とされ、額に一本角があるのを特徴とし、雌雄一対の獅子と大きな振り獅子の三頭を所有している。この獅子舞は悪霊退散に治験(ちけん)があるといわれているために、天変地異や悪疫流行などの時に、若者たちが正装で獅子頭を手輿に載せて巡行し、集落中を祈祷して回る風習も伝わる。協力元:谷地獅子舞保存会

獅子舞・番楽について