所在地:由利本荘市赤田
開催場所:神明社・長谷寺
開催日:8月22日
カテゴリー:風流
シャギリは遮切りの意味から悪霊を祓う修験者の作法であっともいわれ、それが各地祭礼の神賑(しんしん)行事に取り入れられるようになったらしい。赤田でのシャギリは地元にある長谷寺と神明社の祭礼(大仏祭り)であるおクネリに供奉して演じられるものである。この祭礼は安永7年(1778年)に丈六阿弥陀如来像の造立と、堂の竣工遷座式にあたって始められたもので、現在でも神仏習合の祭礼として名高い。神明社の例祭にあたり、阿弥陀如来が神明社に一晩宿り、次の日に再びもどるというもので、その御輿渡御に供奉して盛んに演じられる。シャギリの先頭は傘鉾を持ち、鉦台には花ふりがつけられ、太鼓は持ち人が付き移動しながら囃していく。囃子の一行は浴衣に折網笠を被り、太鼓、鉦、鼓、笛、三味線がつけられる。演目には、祇園囃子・かた音頭・けん囃子・神楽がある。このシャギリは、長谷寺大仏の開眼にあたった是山泰覚(ぜざんたいかく)が伝えたものという。そのために祭礼の終わりには実相院家でかた音頭と神楽を奉納し終了することとなっている。協力元:赤田シャギリ保存会
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