所在地:由利本荘市岩谷麓
開催場所:地域内各所
開催日:1月上旬/8月16日
カテゴリー:獅子舞・番楽
かつては番楽もともなっていた、いわゆる獅子舞番楽の流れをくむとされる岩谷麓獅子舞は、地舞と獅子振りだけが伝承されている。これらは近世に長谷寺(旧本荘市)に閑居(かんきょ)した是山泰覚(ぜざんたいかく)が教え伝えたともいわれる。地舞は獅子頭を安置したところに向かって舞うもので、素手にて舞ったり、錫杖・扇を採ったりと、4段に分かれている。この地舞の後に獅子振りがおこなわれる。獅子をかみ合わせて激しい歯打ちがあり、太鼓の拍子にあわせて舞うなど、拍子は速いテンポのものがつけられている。獅子頭は山口家の淡島神社に普段は安置されていたが、調査時点では鎮守社に納められている。正月、盆には門回しとして獅子舞が巡行して廻るが、悪霊祓いの意味とされる。協力元:岩谷麓獅子舞保存会
獅子舞・番楽について