所在地:由利本荘市東由利宿
開催場所:御嶽神社・地域内各所
開催日:8月13日
カテゴリー:獅子舞・番楽
この地の獅子舞は本海流獅子舞と考えられるもので、かつては剣舞、扇舞などがあったといわれ、獅子舞に下舞(したまい)がついていたが、今日では獅子舞だけが伝承されている。獅子舞は幕開き、幕納めとして特定な日にちがあって、その期間以外には舞うことができなかった。調査時点では8月13日のみにおこなわれていて、午後から最初に神社で奉納獅子の舞をおこない、集落内を巡って門付けをして舞う。かつては家々に入り座敷で正規に獅子舞を舞うこともあったが今はほとんどみられなくなった。門付けの獅子舞は、玄関に入り獅子頭を振り、歯打ちをして舞わすものである。囃子は太鼓、笛、鉦で構成されるが、獅子舞にはこれに歌も入れられる。門付けの道中には街道下りの囃子があって、これにも歌がつけられている。かつては夜半までかかったというが今では遅くまでおこなうことはない。最後にまた神社に奉納獅子を舞って終わる。そのため最初と最後の神社での奉納獅子を幕開き・幕納めとしている。協力元:大琴獅子舞保存会
獅子舞・番楽について