所在地:由利本荘市松ヶ崎
開催場所:八幡神社
開催日:7月第1日曜日
カテゴリー:大神楽
伊勢流大神楽の系譜を引くものとみられる。神楽は獅子頭を頭に被り、尻持ち(後幕を採る者)と二人で舞うのが基本であり、二人立ち一頭獅子舞である。獅子舞を演じる前に獅子に向かって祝詞が上げられ、太夫役は神楽連中でおこなう。演目には2種類あって、ひとつは鈴の舞である。獅子頭を持った舞人が直接鈴を手にして舞う。もうひとつは剣の舞で同じく剣(刀)を持って舞うもので、いずれもお祓いの意味が強く出されたものといわれる。かつては扇の舞もみられたが、調査時点では伝承されていない。囃子は太鼓、笛で、ばんちょうという拍子木のようなものがあったとされるが、これも使っていない。この神楽は、亀田(旧岩城町)から伝承したと伝えられていることから、その芸態は可成り似ている。祭礼の時に神社に奉納するが、その後氏子区域を廻り、依頼のある家々では座敷に上がって舞うもので、その他は門付けをして獅子で祓うものである。協力元:松ヶ崎八幡神社
大神楽について