築館神楽(つきだてかぐら)

所在地:由利本荘市矢島町城内築舘
開催場所:八幡八坂神社・矢島神明社・地域内各所
開催日:4月14・15日/9月第2土・日曜日(平成23年度調査時点では休止中)
カテゴリー:大神楽
築舘集落の鎮守である八幡八坂神社の祭礼でおこなわれる大神楽である。ここでは獅子頭のことを神楽大麻(かぐらたいま)と呼び、矢島神明社八朔祭の際に神輿の巡幸にあたり先導役を務めてきたことから、伊勢流大神楽といえる。神社祭礼のときは宵宮祭にあたり悪魔祓いの門獅子を振り集落全戸を廻り、当日は神前に本獅子を奉納する。神楽の構成は、獅子振り一人に対し、幕取りは五~六人が入るという百足獅子(むかでじし)である。幕取りはかつて跡取りでなければできなかった。囃子方は太鼓、横笛、手平鉦であるが、以前はササラスリもいた。演目には本獅子・道中ばやし・門獅子がある。本獅子は、よせ・もみ出し・幣束の手・鈴の手・狂い・宮獅子からなり、狂いに至ると舞手とササラスリの問答があるが、調査時点では、ササラスリの代わりに太鼓叩きとの問答となっていた。協力元:築館神楽講中映像提供元:由利本荘市教育委員会矢島教育学習課

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