亀田大神楽(かめだだいかぐら)

所在地:由利本荘市岩城亀田
開催場所:熊野神社・地域内各所
開催日:7月第2土・日曜日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:大神楽
この神楽の起源は明確ではないが、言い伝えによると安永2年(1773年)に、鎮守熊野神社が再建された際に、新町(旧岩城町)の京極与治衛門(きょうごくよじえもん)が伊勢参宮のおりに舞を習得したものを、若者講中に伝習したという。初めは新町若衆連でおこなわれたために新町神楽ともいったが、近代に亀田6町で神楽講が組織されて、現在の名称に変えた。調査時点では亀田の鎮守社である熊野神社祭礼において奉納され、祭礼当番宿や6町内各地で演舞されていた。大神楽というように伊勢流獅子舞神楽であるが、最初に真新しい真弧(まこも)を敷いた祭壇の前に正装をした2名が御幣(ごへい)を持ち祝詞をあげる。これが終わると獅子頭をとり、舞が始まる。この地では獅子舞を神楽といい、獅子頭そのものも神楽といっている。通常は、幕取りは3人だが獅子頭はひとりが被り、両手に採り物を採って舞うため、獅子に掛かるのは4人で、これに笛、太鼓、囃子が数名ついている。舞には拍子木が打たれ、その音が「カカカ」と打つのでこれが特色ともいわれている。舞には扇の舞、鈴の舞、剣の舞の3番からなるもので、それぞれに囃子手による歌がつけられる。協力元:亀田大神楽神楽講

大神楽について