所在地:由利本荘市矢島町荒沢
開催場所:地域内各所
開催日:1月1日/8月13・14日/12月31日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:大神楽
この神楽は藍婆山(らんばさん)石清水神社(いわしみずじんじゃ)と深い関わりを持つとされ、古くは「藍婆さんの神楽」とも称した。明治42年(1909年)の『藍婆講控帳』によるとこの年に築館八幡神社の本神楽を伝習して再興したとみえる。そのために、築館神楽と舞態は似ているが、それまでに関わりのある藍婆山から7月1日に獅子頭を浅間神社に遷して幕開きをし、12日までは内習いとし、20日には幕納めとなっていて、調査時点では8月に移行した。演目は2つに分けられ、ひとつは本獅子として寄せ・かざぐるま・もみ出し・幣束の手・鈴の手・ササラ・狂い・問答・本狂い・幕はずしからなる。もうひとつは宮獅子というもので、これは家戸獅子のように祓い獅子の意味を持つものである。この2つで本神楽といっている。ササラは最初は獅子幕の内に入っているが、「鈴の手」になるころ幕から出て、獅子との問答もみられる。「狂い」になり、次第に舞態の動きが速くなるのも特徴である。協力元:熊之子沢神楽講中映像提供元:由利本荘市教育委員会
大神楽について