所在地:にかほ市象潟町横岡
開催場所:横岡自治会館
開催日:1月1・2日/6月不定日/7月1日/8月13・15日/9月1日
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
横岡(旧象潟町)に伝わる番楽で、横岡獅子舞、横岡番楽ともいった。寛永17年(1640年)に矢島領主の生駒氏が伝えた番楽といわれる。しかし、もうひとつの伝承では由利本荘市下百宅(しもももやけ)(旧鳥海町)の文平という人物が横岡の若者たちに請われて伝授したものといい、それを裏付けるように横岡、百宅の両方で同じ伝承があることから、本海番楽の系譜を引くものであろうと思われる。この舞は7月1日に神下ろしという儀式舞がおこなわれ、実際は8月の盆に本舞をする。そして9月1日が神送りとして、その年はそれ以外の期間に舞うことはなかった。かつては民家の庭先に舞台をはりおこなうものであった。演目は番楽・翁・吉田・屋島路・熊谷・堀川・田村・団七・一人餅搗き・太郎太郎・三人立ち・屋島・影清・重蔵・ゆらゆら・猿番楽・さつま・空臼からみなどを伝える。囃子には太鼓、笛、手拍子鉦がある。式舞、武士舞、おかし、などほとんど網羅的に演じられるが、番楽から吉田までは必ず順番に舞い、最後は空臼からみで終えることも伝統となっている。拍子は5拍子と3拍子からなる。協力元:横岡番楽保存会映像提供元:にかほ市教育委員会文化財保護課
獅子舞・番楽について