新沢八幡神社新沢番楽(しんさわはちまんじんじゃしんさわばんがく)

所在地:由利本荘市新沢
開催場所:八幡神社・地域内各所
開催日:8月14日/9月第2土曜日
カテゴリー:獅子舞・番楽
ここの新沢八幡神社神社獅子舞(番楽)は、天保14年(1843年)の9月のこととされる記録に、亀田の殿様の供覧を得たところ大層の誉れを得たというものであった。これによるならば獅子舞は天保以前から演じられていたと考えられる。後に獅子舞番楽は葛岡(旧大内町)や大倉沢(旧大内町)にも伝承されたという。獅子頭は三頭保持するもので、このうち一番大きいものはもともと観音堂に安置されていたが、獅子頭が暴れ出すということから、八幡神社に遷したのだとされる。新沢番楽ともいっているが、獅子舞と番楽舞があり、獅子舞そのものは神舞と獅子舞からなる。番楽舞には、五條之橋・金巻・高立・幕揃・鞍馬・偲・〆切が伝承されていた。舞い手と囃子方の太鼓、手びら金、笛でこれをサンピョウシと呼んでいる。獅子の門まわしというのがあり、これには法印(旧修験者)が同道して神供獅子として祈祷の後に舞がなされる。門廻しというのは各家々の悪霊祓いの意味とされて、道中は場ならしという曲を奏でるが、家に入るときには必ず太鼓の音を止めるのが仕来りとなっている。協力元:新沢八幡神社新沢番楽保存会

獅子舞・番楽について