梅沢ささら(うめざわささら)

所在地:仙北市田沢湖梅沢
開催場所:金峰神社・日月神社・地域内各所
開催日:8月13・18(金峰神社祭礼)・19日(笠納め)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
ささらは一人立ち一頭獅子によるいわゆる三匹獅子とされるものである。この獅子舞は獅子頭を頭につけて、腰に小太鼓を抱えて、それを叩きながら頭を激しく振ったり、跳躍を繰り返して踊るものである。ささら宿といわれる縁りの家には『編木舞踏の由来』という獅子舞の由来書が伝わり、それによると慶長7年(1602年)に佐竹氏が国替えによって秋田に遷るとき、仕える人びとが伝授したとされ、秋田での編木(ささら)舞踏みの嚆矢の地だと書かれている。そのため白岩ささら(旧角館町)は、梅沢森腰の編木が伝えられたものだといわれ、その後森腰編木が中絶したことから、白岩から再び伝習して今にいたるという。盆の13日には森腰の十文字という一の鳥居前から始められるもので、これをかさぶろいといっている。また18日は同じ十文字で最後の摺り納めである笠納めがおこなわれるのも恒例となっている。ささらは行列を組んで集落内を移動して家の前で踊るもので、行列順は、先払い、ぼんぼり振り、棒使い、大唐団扇、旗持ち、唐神、大将、ザッザカ振り、獅子となっていた。獅子は三頭であるが男獅子、女獅子、子獅子と呼ぶ。ザッザカ振りはヒョットコ面を被り、手拭いで頬被りをし、赤い長袖の着物にタッツケ袴をはいて、手にはささらを持って鳴らしながら獅子と絡んで踊るものである。獅子の演目には、神立・恋慕・根舞りがある。協力元:梅沢ささら保存会

ささら・駒踊りについて