土谷獅子舞(つちやししまい)

所在地:由利本荘市土谷
開催場所:白山神社別当家・地域内各所
開催日:8月13日
カテゴリー:獅子舞・番楽
この獅子舞は旧由利町の西沢屋敷集落の獅子舞番楽を伝えたというが、その年代は明治10年(1877年)前後とされている。それでも獅子頭は古くて、天正年間(1573~1592年)に真木山大権現の別当で作られたといわれ、長く猿田の斉藤源治(さいとうげんじ)家に保存されていた。しかし、明治のころ源治家が火災にあった際に、獅子頭は不思議に飛んで佐々木宇平(ささきうへい)家に移ったという。そのために今ではこの獅子頭は佐々木家で保管されてきた。獅子舞といわれるが、番楽舞が8演目、獅子舞には、神舞・はや舞・三番叟・庭固め舞の4演目があった。本海流によるといわれる獅子舞を含めて番楽舞はほとんど3拍子とされている。調査時点では獅子舞のみが伝承されており、お盆に獅子頭を持って家々を廻り、悪霊祓いをおこなうとされている。この獅子舞を門廻しするには白山神社別当佐々木家から始められ、次に親方の家で舞われる。その後、集落の上からほぼ全戸を廻ることになっている。協力元:土谷獅子舞保存会

獅子舞・番楽について