横沢ささら(よこさわささら)

所在地:大仙市太田町横沢
開催場所:琴平神社・八幡神社・地域内各所
開催日:7月23日(琴平神社祭典(地蔵祭))/8月13日(出羽三山の祭典)/9月14日(八幡神社祭典)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
横沢ささらはいわゆる三匹獅子舞とされるものである。一人立ち一頭獅子舞で、一人がひとつの獅子頭を頭に被るようにしてつけて、腰に小太鼓を結わえて、その太鼓をバチで叩きながら、頭を振ったり、跳躍しながら舞う獅子舞のひとつである。地域内各神社、小堂の祭礼におこなわれるもので、横沢では7月23日の琴平神社(ことひらじんじゃ)の地蔵祭、8月13日には出羽三山祭礼、9月14日の八幡神社祭礼に奉納演舞されるのが恒例となっている。盆には依頼によって墓で供養のために演舞することもあるという。このささらの起源はささら由来の巻物によると万治元年(1658年)に始められたものといわれている。ささらではナデワタリといって、移動するときに行列をつくり踊り場まで囃しながら進行し、その行列順は提灯・旗持ち・幣束・布袋様・シコスリ・獅子・笛吹き・謡い上げとなっていて、ナデワタリで踊り場に着くと先ず福禄寿の作り物を被った者が大団扇で地面を扇ぐ。次に棒術が披露される。その後に獅子舞演舞があって、前がわり・かんとう・かんだちの3番である。前がわりというのは礼ささらともいわれるもので、かんとう・かんだちは神仏の供養や新地の祭りに演じられるものという。この獅子舞にはシコスリというささらを摺りながら、三匹の獅子に絡んで終始滑稽な所作で跳ね回るものがある。ナデワタリの際に神様と称して巻物が捧持されるが、ささらのことが書かれているものとして大事にされてきた。協力元:横沢ささら保存会

ささら・駒踊りについて