檜山舞(ひやままい)

所在地:能代市母体
開催場所:八幡平神社境内・上母体会館
開催日:8月14・28日
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
檜山舞はこの地方を檜山と呼んだことによるもので、中世城館である檜山城があったところである。檜山舞というが番楽のことで、母体という地域の氏神でもある八幡神社の祭礼でおこなわれるものであることから、母体番楽ともいう。母体の修験であった安部氏の3代目という大鏡院照山(だいきょういんしょうざん)が永禄年間(1558~1570年)の頃、この地に伝えたものとされている。そのために修験の信仰要素が多く込められている舞とされ、演目には、露払い・鳥舞(岩戸開)・千歳・翁・三番叟・伊賀(荒舞)・若子舞(年寿)・鈴木三郎重家・月見女(赤間)・曽我・蕨折・名取川(橋掛)・高舘・恵比須舞(浦島)・紅葉狩・狐狩・信夫(太鼓取舞)・機織・山の神舞がある。舞い手と囃子手に分かれていて、囃子手には笛吹き、太鼓打ち、口上、舞台打ちとなっている。母体番楽の言い立てには西摩節というのがあり、古代歌謡を彷彿させるものがある。協力元:檜山舞保存会

獅子舞・番楽について