所在地:大館市岩瀬字桂岱
開催場所:稲荷神社・地域内各所
開催日:8月13日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
その昔、近江源氏とされる佐々木一門の頭領が戦に惨敗して、この地に落ち延びて開墾を始めて土着し、ついにこの地に長百姓となった。一族の末裔といわれる佐々木15戸の総領であった善左右衛門(ぜんざえもん)は天和2年(1682年)に氏神社を建立して、戦死者の鎮魂と一族の繁栄を願い獅子舞を神社に奉納したのが蛭沢獅子踊りの始まりだと伝えられる。獅子踊りといっても、構成は棒術、奴舞、獅子踊の3種別によるものである。調査時点では年一度の盆にだけ、神舞、墓舞、館舞といって3カ所で演舞されることになっている。神舞は神社境内、墓舞は墓地の中庭、館舞は宿で舞うことをさしている。最初におこなわれる棒術には、バナラシ・三木目・腰車・地ガラミ・行違などの武術演舞が12演目あり、奴舞にはアヤ踊が6種と脇差し踊が6種みられる。獅子踊は一人立ち一頭獅子で三頭で踊るという、一ツ山、三ツ山、早橋・遅橋の演舞があり、特に獅子が山野を飛び跳ねて回る様を表しているという。獅子舞には謡が付けられる。囃子は太鼓と笛がある。協力元:蛭沢獅子踊保存会
ささら・駒踊りについて