萱草獅子踊(かやくさししおどり)

所在地:北秋田市阿仁萱草
開催場所:山ノ神神社・地域内各所
開催日:8月13・16日(平成23年度調査時点では休止中)
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
萱草獅子踊は江戸時代にはすでに始められていたといわれるが、天保4年(1833年)以降途絶えていたものを明治24年(1891年)に再興したとされる。この時に駒の衣装六匹分は確かに新たにしたことがわかる。また、万歳については下モ町(旧秋田市)から師匠を頼みこの地に伝承した。このように獅子踊といっているが、演舞には獅子踊、駒踊、棒使いがあって、これらが演舞されるには大名行列を組んで移動しながらおこなっていた。かつては親誠団という若者組織によって、先祖供養と豊作祈願のために演じられるとされた。初めに神社でブッコミが終わると、幟を先頭に灯籠、槍、福兵工槍、ぼんぼり、振りぼんぼり、松傘、馬印、そして棒使い、長刀、はさ箱、駒、獅子と続いて行列で進む。演舞場所に着くと、門ほめの唄があり、庭ほめなどをおこない、棒使いによる演舞8番が出され、獅子踊では雄獅子が二匹と雌獅子一匹によって一人立ち一頭獅子舞がおこなわれる。駒踊には6種の演目があり、三番叟・乗り戻し・ひざ折り・おかざき・綾のとり・七五三の片乗りが演舞された。その他に百姓舞、あねこ舞、万歳があった。囃子には大太鼓、小太鼓に笛がつく。これらには唄もあり、伝承されていたものは通り唄、ほめ唄、橋のほめ唄、門ほめ唄、庭ほめ唄、馬ひき唄、獅子唄であった。協力元・映像提供元:萱草自治会

ささら・駒踊りについて