所在地:北秋田市前山
開催場所:雷皇神社・地域内各所
開催日:8月13(送り盆行事)・20日(獅子納め)
カテゴリー:ささら・駒踊り
前山郷土芸能は、元は前山盆踊りといったもので、獅子踊りや奴踊りなどを披露して送り盆行事としたものであった。江戸時代中頃に米代川の大洪水によって当時の旧家が現地に移転して新たな村づくりを始めたとき、豊作と厄除け祈願のために鎮守社に奉納したのが始まりとされる。踊りの構成は佐竹氏転封の折の行列を真似たといわれる。かつてはブッ込み、獅子踊り、奴踊り、棒使い、雑魚釣り舞があったが、調査時点では獅子踊りは伝承されていない。大名行列として、露払い・棒使い・長刀・鳥が行列を組み、奴踊りにはブッ込み・花奴・あや・わきふみ奴・あやの七積り・水戸奴・カジ奴・トラコバカゲなどがある。ブッ込みは笛と太鼓の囃子によって行列が続いて円陣になりその中で演じられていく。奴踊りは円陣のなかに中奴といわれるひとが入り、中奴の音頭で演目が告げられると、それに従って数々の手踊りが演じられていく。獅子踊りは伝承されていないが、盆の20日の獅子納めの儀式だけは執り行われている。協力元:前山郷土芸能保存会
ささら・駒踊りについて