荷上場盆踊(にあげばぼんおどり)

所在地:能代市二ツ井町荷上場
開催場所:梅林寺・浮島神社・地域内各所
開催日:8月13・14日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
慶長7年(1602年)佐竹氏が元常陸太田(現茨城県)から秋田に転封の折に従ってきた人びとによって伝承されたものと伝えられる。初めはササラ(作々楽舞・獅子舞)ともいわれたが、文化文政の頃から盂蘭盆に踊ることから盆踊りといわれるようになった。獅子踊り、奴踊り、駒踊りから構成されている。このうち駒踊りは後に八幡岱(旧合川町)から伝わったとされる。獅子踊りの演目は、一の廻り・二の廻り・三の廻り・花立・魂入れの唄がある。獅子には最初、踊る前に魂入れがあり、終わると魂抜きという儀式がなされる。この時の囃子は決まっている曲がある。奴踊りには、廻り奴・もみじ奴・花奴・流し奴・扇奴・さんばし奴・しな奴・七つ奴・かざぐり・ひじがらみ・三拍子・とらけ・あや奴・あやくずしなどがある。奴踊りでは特に扇やササラを採り舞うものがみられる。駒踊りの演舞は、駒引き唄から始まり、三番叟・乗りもどし・乗り違い・岡崎・五拍子・ひざおり・七五三の片のりがある。囃子には太鼓と横笛がある。協力元:荷上場郷土芸能保存会

ささら・駒踊りについて