常州下獅子踊(じょうしゅうくだるししおどり)

所在地:能代市二ツ井町小繋
開催場所:地域内各所
開催日:8月13日
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:ささら・駒踊り
小繋に伝承される獅子踊りは慶長7年(1602年)佐竹氏が元常陸太田(現茨城県)から秋田に転封の折に常州(現茨城県)から随従し、道中興行した人びとが檜山に移住したという。それを道地(現能代市)の若者に伝えたのが各地に伝播したもので、従って獅子踊りは道地から伝来したとされている。駒踊りは八幡岱(旧合川町)から習得したのだといわれる。獅子踊りは、大切・中切・女獅子かくれる時・小切りからなる。奴踊りは演目も多く、マワリ奴・モミジ奴・サツマ奴・トラ奴・トラッコ・マスジャ奴・ゴヒョウシ・オオギクズス・ニシメ奴・フジガラミ・シラハ奴・アヤ奴・ナガシ奴・カジ奴・シナ奴・テビョウシ・ダンダカデンコなどがある。扇とササラを用いて踊るものである。駒踊りには、サンバ・岡崎・ひざおり・島乗り・おお乗り違い・五拍子・七五三の片乗りがある。囃子は大太鼓と笛がつけられる。なお、この獅子踊りを伝える由来書(巻物)が大切に保管されている。協力元:小繋郷土芸能保存会

ささら・駒踊りについて