川上大太鼓(かわかみおおだいこ)

所在地:鹿角郡小坂町小坂下川原
開催場所:川上公民館前
開催日:8月16日
カテゴリー:太鼓風流・祭り囃子
盆踊りの囃子としても演じられる太鼓囃子であるが、大ノ坂として伝わる。川上地区は野口、濁川、余路米、砂子沢の4集落からなるが、各集落から集まって演じるものとなっている。大太鼓というように皮の経は4尺(約1.2m)もあり、胴は桶状に組み立てられた長さ5尺(約1.5m)とされるものである。打ち手はひとつの太鼓を帯で担ぎ、両手に持ったバチで打ち鳴らす。たいていはそれに補助員がつく。演目は高屋・大拍子・七拍子が伝承されている。もとはいずれにも笛の伴奏がつけられたが、調査時点では笛は伝承されていない。江戸時代に南部藩領の宮古(現岩手県)から来た桜庭光秀(さくらばみつひで)によってもたらされたといい、武士の士気を高めようとして打ち鳴らしたのが始まりといわれている。協力元:川上地域文化伝承保存会

太鼓風流・祭り囃子について