志戸橋番楽(しとばしばんがく)

所在地:山本郡三種町志戸橋
開催場所:憩いの家(集落会館)
開催日:8月13・14日
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:獅子舞・番楽
志戸橋番楽は天正年代(1573~1592年)に、母体(旧能代市)の神官阿部降順(あべこうじゅん)(二十五代目当主)の祖で、修験者阿部家三代目の大鏡院照山(だいきょういんしょうざん)師が修練のために上方に上り、田楽の一種である山伏神楽を習得して帰り、檜山舞(母体番楽)を始めたという記録があり、その番楽をこの地でまた伝えたとされる。そのため、演じ方や囃子などには共通点がみられる。当時の人びとにとっては、日々の生活は全て神のお恵みによるものと信じられていたことから、番楽もまたその神の信仰行事と考えられてきた。それによってこの地にも広まったとされている。演目には、荒舞・三番叟・信夫太郎・寺狂言・恵比須舞・三剱舞・翁舞・橋かけ・山ノ神・遊山狂言などがある。協力元:志戸橋番楽保存会

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