からからんず

所在地:大館市
開催場所:随所
開催日:随時
カテゴリー:風流
からからんずは一種の民謡であるが、盆踊り唄としても演じられてきたものである。からからんずとはヨシキリという鳥の俗称といわれ、曲の流れは単調であるが、俗調を交えない良さがあるといわれる。初め、音頭取りが唄った後に下声を取るひとを中心にして唄いだし、その他のひとはその唄に付けて合唱するものだが、節回しに難しさがあるといわれる。文句には「からからんず、どこで音コが止また、口の中コまで、サエ、どよへたな」というように俗謡や民俗的な文句が入れられている。この歌の発祥は下町(旧大館市)で始まったとされ、元治慶応年間(1864~1868年)の頃だといわれている。田町(旧大館市)の愛宕神社の境内では盆踊りの時にもこの唄に踊りをつけて演じられたといい、どんづき(杙突き)と代の坂もこれに加えておこなわれてきたともいわれている。協力元:からからんず保存会

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