所在地:北秋田市阿仁銀山
開催場所:随所
開催日:随時
指定:市指定無形民俗文化財
カテゴリー:風流
阿仁鉱山は、享保宝暦年間(1716~1763年)は日本一の生産を誇り、秋田藩の財政も支えたという名だたる鉱山であった。からめというのは鉱山の坑道口前に掘り出された鉑(はく)を鎚で細かく叩いて選鉱する鉑つぶしのことをいうもので、大変きつい仕事であった。この辛さや疲れを紛らわすために合わせて唄った作業歌がからめ節の基になっているといわれる。歌い手と踊り手からなり、踊り手は鉱石を砕く作業から始まり、選鉱された金のベゴコ(牛の形をした金の塊)を牛にたとえて手綱を引く囃子で終わる。歌詞のなかには江戸吉原の花魁であった高尾小紫(たかおこむらさき)の名がみえて、阿仁鉱山全盛時代ころの若い娘達が手拭いの頬被りと赤い紐のついた前掛け姿で働く様子を再現しているものである。協力元:阿仁からめ節保存会
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