羽立大神楽(はだちだいかぐら)

所在地:能代市二ツ井町飛根字羽立
開催場所:愛宕神社・墓地・地域内各所
開催日:7月24日/8月13日
指定:県指定無形民俗文化財
カテゴリー:大神楽
羽立大神楽は、その昔ひとりの至芸(しげい)に達した芸人がこの里に訪れたことから始まったと伝えられている。全ての舞を三角形に舞って進むのが特徴で、7月24日に愛宕神社の祭礼で、8月13日には集落の墓地の前で舞われる。演目は獅子舞と三勝、おかめ舞がある。祭礼の日は、宿の神前に獅子頭を安置し灯明を点しておき御神酒を供え拝礼の作法から始まる。終わって御神酒を戴いて神社へ向かう。神社に参入するときは、獅子は「天の舞」を舞って鳥居をもぐり、社殿まで駈けのぼる。悪魔祓いをし、囃子を替えて「流しの舞」を舞いながら神輿渡御の先導をして巡行する。この神楽は幕を大きく振るのが特徴で獅子の体を大きく見せるようにしたもので、伊勢流大神楽の系譜を引くものである。以前には鳥子舞(鳥刺舞)もつけられていたが調査時点では伝承されていない。鳥子舞は鳥のように飛び跳ねて舞うものである。鳥子舞と三勝のいずれにも唄が入っている。協力元:羽立大神楽保存会

大神楽について